令和2年8月18日

 8月17日(現地時間同日)、セネガル共和国の首都ダカールにおいて、我が方、新井辰夫駐セネガル共和国日本国特命全権大使と先方アマドゥ・ホットゥ経済・計画・協力大臣(H.E. Mr. Amadou HOTT, Minister of Economy, Planning and Cooperation)との間で、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

1 セネガルでは、国民の約7割が農業に従事していますが、多くの穀物生産が雨水に頼って行われていることから、その生産量は降雨量の変動等により年間格差が大きく、食料自給率は低い状態が続いています。また、国民の約三分の一が貧困ライン以下の生活を送っており、食料の安定確保と栄養状態の改善が課題となっています。この協力は、同国に対し、食料事情の改善を目的として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。

2 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており、この協力は同表明を具体化するものです。

[参考]セネガル共和国基礎データ
 セネガル共和国の面積は約19.72万平方キロメートル(日本の約半分)、人口は約1,585万人(2018年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は1,410米ドル(2018年、世界銀行)。